2007-10-14から1日間の記事一覧

空位時代の長距離走者 堀江敏幸の孤独な走り

「文學界」(07年11月号)掲載の堀江敏幸の「果樹園」を読みながら、作品への印象とともに、近代文学館の夏の催し「作家の誕生」で、本人がデビュー作『郊外へ』の頃を語っていたことを思いだす。まだ、40歳を越えたばかりで、もうデビュー作の回顧にひっぱ…